私たちは普段、Iリーグという全国大会につながるリーグ戦で、全国を目指し練習をしています。しかし、まん延防止対策によって、せっかくの夏休みという大事な期間であるにもかかわらず、練習ができない日々を過ごしています。そういった状況下でもトップチームは総理大臣杯に出場しました。これを受けて私は今の自分の状態で過ごし、4回生になった際に今のトップチームのような選手になれるのか、なれなくても今のトップチームのような雰囲気を持ったチームを最上級生という立場で作ることができるのか、ということをこの休部期間中に考えさせられました。

思い返せば、私が1回生のときに4回生だった佐藤壮さんは、常に練習中の意識が高く、真摯な取り組みが目立っていましたが、あのような人が各カテゴリーにいたからこそ、トップチーム以外の雰囲気もよく、とても重要な役割であったということが今分かりました。私もトップチームに上がれるよう頑張りますが、その達成は難しいものであることは、この2年間で十分わかったつもりでもあるので、もしなれなくても、佐藤壮さんのように各カテゴリーで中心的な選手になることで、チーム全体としての雰囲気を高めることができるようにしたいです。

私はこの目標のために、自粛中の時間を活用して海外の試合をフルタイムで見るようにし、サッカーの戦術やその理解力の向上を目指しています。今期の海外リーグは、球際の激しさがより一層激しいものとなっているように思いました。自分たちの試合と比較してしまうと、まだまだ球際の強度が足りていないと感じました。一方、マンチェスターシティのジョゼップ・グアルディオラ監督は練習に対して「よく居残り練習などをしている人がいるが、その居残り練は心理的な充足を満たすものだけであって意味のないものであり、常に練習に対して100%の集中力をもって本気になり、練習の質を高めるために居残り練をする余力を残さないぐらい練習の中ですべてを出しきらなければならない」と述べていた話が印象的でした。練習が再開された時には意識高く一人だけで行うのではなく、周りを巻き込んでやっていかなければならないとの考えになりました。この他にも、Youtubeでサッカーに必要な筋トレや技術向上のための動画を参考にしながら自主トレに励み、自粛明けの練習と公式戦に備えています。まずは直近のリーグ戦で優勝して全国に行きたいと思います。

ここからは余談です。既に有名な、GOAT football tacticsというYoutubeチャンネルがあるのですが、ここでの解説がとても分かりやすく、実践ですぐに使えることが書かれています。サッカーの理解力を向上したい方がいたら是非見てみてください。特に私と同じカテゴリーの人には見ておいてもらいたいです!役立ちます!!

[DF 助村凜太郎 (2回生)]

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↑ 生で見た川崎フロンターレ対ヴィッセル神戸の試合
[ノエビアススタジアム]