僕には好きな時間があります。それは列車を使った移動時間です。

通学に電車で約1時間という高校生活を送っていた僕にとっては、とても大切な時間でした。長谷部誠選手が就寝30分前は天井を見つめながら心を整えていたように、僕はこの時間に心を整えていました。
 
誰からも干渉されることのない、一日の中で最も自由な時間。好きな音楽を聴きながら、本を読むも良し、寝ても良し、何をするわけでもなく、ただボーッと外を眺めるのも良し。特に、14時から16時の間に西日を受けての昼寝は格別でした。

高知に来てからは、公共交通機関を利用する機会が減り、少し心のゆとりがなくなってきたなと感じたので、先日のオフを利用して汽車に乗り、ひとり旅をしてきました。
 
ごめん·なはり線という、1日に2本しかないオープンデッキ付きのしんたろうという列車に乗り、終点の奈半利駅まで行きました。このごめん・なはり線は赤岡駅から唐浜駅の手前までの約40分間、進行方向右手に太平洋を一望することができるとのことで、僕もオープンデッキに出て、風を感じながら太平洋を眺めました。

終点の奈半利駅では何もなかったので、1時間という滞在で帰りましたが、改めて移動時間の良さを感じ、心身ともにリフレッシュすることができました。次は、路面電車でひとり旅をしてみたいです。

最後に、僕は鉄道オタクではありません。

[MF 杉山孝太 (2回生)]


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↑車窓から見える太平洋